土曜日の朝のバインミー
月に二回、土曜日の朝8時。
お掃除のお姉さんがやってくる。
こちらには2種類のアパートがあって、一つはサービスアパートメント。
もう一つは普通のアパートメント。
サービスアパートは、掃除洗濯などのサービスや電気代なども込みの家賃を払うところ。
キッチン付きのホテルに住んでいるようなイメージ。家賃は高いけど、単身の人や慣れない初めての外国生活をする人にはとても便利。(掃除道具も洗剤とかも買わなくて済むから)
もう一つの普通のアパートはそれらが付いてるいない一般的な賃貸アパート。
普通のアパートに住んでる人は、アパートについているお掃除サービス(有料)やメイドを雇って、それらの雑務を行ってもらうことが多い。
私の住んでいるアパートは普通のアパート。
誰かに頼んで家事をやってもらうということに抵抗があって、ずっと自分でやっていたのだけど、仕事を始めて時間もなくなってきて、今年に入ってからお掃除サービスを頼んでいる。
やはりプロだからすごく綺麗になるし、普段自分がなかなか掃除できない場所(バルコニーとか使ってないシャワールームとか)もしてくれるので大変助かっています。
掃除にかかる時間は2時間弱で、その間の時間部屋にいると邪魔になるので、近くでコーヒーや朝ごはんを買ってアパートの中庭でぼんやり読書することにしている。
今日は近くの路上のバインミー屋さんでバインミーを。
新聞で包んでゴムで止めて、ぺらぺらのちいさなビニール袋に入れてくれる。
屋台の側に行って「バインミー」といったら
屋台のおばちゃんがニコニコ顔でベトナム語で話しかけてきて、何かを私に尋ねているっぽいんだけど、さっぱりわからず「???」という顔をしていたら、
となりのお兄さんが"Which kind of vanh mi?"って訳してくれた。
それで卵とお肉(炭火で焼いたの)を、辛いのなしで、なますをいれてもらったバインミーがこれ。
私はたまごのバインミーが凄くすき。
ふわふわしてて、ベトナムの醤油がしみて。お肉なくてもいいくらい。
おばちゃんが笑顔で何度も「cam on,cam on」って言ってくれてうれしくて
私も何回も言った。
通訳してくれた青年もやさしくて、おばちゃんもやさしくて心があたたまった朝だった。
値段も有名店の半分以下だし、そのお店の人の人柄にも触れれるし、すばらしい屋台文化。
街が近代化してもなくならないでね。