変わりゆく風景

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ホーチミンのならではの風景のひとつに、ものすごく太く束ねられた電線というのがある。

 

暮らしているとあんまり意識しなくなるんだけど、旅行で来た友達たちはみんなびっくりする。

どうやら使っていない古い電線を処理せずにどんどん継ぎ足していくらしい。

 

特に困ることはないんだけど、こんなに束ねて漏電とかしないのかなーと心配のなるし、街のなかにかわいい建物があるなーと思ってカメラを向けると、必ず写り込んでくる厄介な存在でもあります。

 

 

先日リートゥチュン通りを歩いていたら、その電線をなにやら大人数でいじっている。

歩きにくいなーと思ってふと上を見上げてみたら…

 

あらら電線がなくなってる!

 

 

しかも大胆にブツブツどんどん切っている!

(こんなにあっさり切るってことは使ってなかったこと!?)

 

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電柱のところを残してぶっつり切っている。

 

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切った電線はおばちゃんたちが回収。

(電柱の向こう側はもう電線がなくなっている)

 

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 地下に電線を収納することになったみたいです。

 

なくなったらずいぶん風景がすっきりするんだろうなあ。

でもなんか寂しいというか。

 

工事されている周りは最近高層ビルの建築ラッシュだし、

海外の飲食チェーン店もどんどんオープンしてるし、

ベトナムの小洒落たカフェなんかも増えてきているエリアだし、

観光客も多い場所だし、

清潔にすっきりとしていくのは喜ばしいことなんだけど。

 

私が住んでいる2年弱でもどんどん街が変わっていった。

ベトナムならでは、っていうものが全部なくならないといいなというのは

外国人のわがままな意見なのかしら。