桜色のスープ
「Thit Kho Tieu」
豚バラ肉を、油と砂糖とヌクマムで煮る、
というこの料理。
街の大衆食堂でよく見かける。
たっぷりのご飯と食べる料理。
煮ていると豚バラの油が浮いてくる。
合わせるのは、
こちらの大きな瓜と海老で作るスープ。
「Canh Bau Nau Tom Bien」
海老のからで出汁をとって、
海老のミンチで作った団子(つなぎに卵も片栗粉も使わない)を浮かべる。
スープの色も団子の色もあわーいピンクですごくきれい。
ベトナム料理で何が好き?と聞かれたら
「スープが好き」と答える。
脇役なんだけど、出汁の味がしっかりしてて具もたくさん。
立派なおかずだなと思う。
味の濃い豚肉の煮物とあっさりスープの組み合わせが絶妙。
食堂ではきっとご飯の上にお肉を乗せて、
その上からスープをかけて食べるんだろうな。
デザートは米粉とタピオカ粉とココナツミルクで作ったお菓子。
グリーンはパンダンリーフの色。
黄色は緑豆の色。
「Banh Da Lon Nhan Dau Xanh」
豚の肉という名前のお菓子。
確かに断面は豚バラ肉だけど、お菓子の名前には合わないような・・・。
ういろうをまろやかにしたような味。
季節はもう夏だけど
ピンクとグリーン。
春を思わせる料理でした。